『昭和堂薬局』

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昭和堂薬局がおすすめする食事№5

 3月11日に東日本大震災があり、震災の大きな代償として原発事故が起き、放射性物質による被爆の問題の発生や有名サッカー選手が急性心筋梗塞で亡くなったりと健康に対し不安になるようなことが起こっています。
 では、私たちはどうしていくのが良いのでしょうか?
 よく言われるのは生活習慣、食生活、ストレスですが、今回は食事について簡単にお話ししたいと思います。
 一般的に栄養素は炭水化物(糖類)・脂質・蛋白質・ビタミン・ミネラルを5大栄養素と呼び、”この5つをバランスよく摂りましょう”と言われますが、漠然としていてよくわかりませんよね。
 杏林予防医学研究所の山田豊文先生という方が提唱している”まごわやさしい”食が新聞などでも言われていますが、私も”まごわやさしい”食が基本になると思っています。
ま;大豆、あずきなど豆類のこと。
ご;ごま、ナッツ、クルミなどのこと。
わ;わかめ、昆布、のりなどのこと。
や;野菜のこと。
さ;魚のこと。
し;シイタケなどキノコ類のこと。
い;イモ類のこと。
 この7つを毎食摂ろうとすると難しいので、1週間単位、できる方は1日単位で意識してみるとバランスが良くなります。
 また、日本人には和食が合っています。ごはん(玄米や分づき米)とみそ汁におかずが基本。戦後急速に欧米化したため脂質過多の食事になってしまい、肥満やアレルギーなどが多くなっています。油は極力減らしましょう。
 以上は基本であり、年齢や環境、体質により少し変化したりするとよいと思います。
 例えば子供は成長していくために肉類も必要ですし、メンタルが弱い方は卵の摂取などです。
 摂ってはいけないものはインスタント食や加工食品、スナック菓子などです。
 しかし、これらの食品もその人が依存状態になってしまっている場合は食として摂るのではなく嗜好品として少量ずつ摂りながら、徐々に止めていくようにしましょう。
 私たちの体は食べ物からできています。食事は毎日摂るものですから良い食事をしている方と悪い食事をしている方では数年後には大きく差が出ます。少しでも良い食事にしたいですね。


昭和堂薬局 | 2011年8月22日

 

ペットボトル症候群

今年の夏は節電に協力するためにエアコンを控えている方が多いと思います。
 汗を多く掻くので、のどが渇き水分の摂取量も増えます。多くの方は汗を掻いたらコマーシャルで植えつけられたイメージでスポーツドリンクを摂るのがいいと思われている方が多いようです。しかし以前コラムにも書いたようにスポーツドリンクや清涼飲料水は糖分をたくさん含んでいるのです。(30g以上)
 マスコミでは盛んに「ペットボトル症候群」の報道をして注意を促しています。
 この「ペットボトル症候群」とは簡単に言うと急性糖尿病のことで、清涼飲料水をがぶ飲みすることで、その中に含まれる糖分の吸収により急激に血糖値が上昇し、通常は血糖を一定に保とうとするホルモンであるインスリンが働いて血糖を下げるのですが、何らかの原因でこのインスリンが働かなくなりブドウ糖をエネルギーにすることができず、代わりに脂肪などを分解し、この際に生まれたケトン体が増えて意識がもうろうとしたり、倦怠感があったり、ひどいときには昏睡状態に至ります。
 糖尿病予備軍の方や、やや肥満傾向にある方などは注意が必要です。通常の生活をしている時にはお茶など糖分の入っていない飲み物や、水にレモンを絞ったものや梅干をかじりながら水を摂るなどで良いでしょう。
 また、スポーツの時にスポーツドリンクを摂るときは薄めて飲むことをお勧めします。



昭和堂薬局 | 2011年8月1日


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