『昭和堂薬局』

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睡眠薬や寝酒で眠っている人が多いそうです

 日本を含めた10カ国を対象にした国際比較調査で、日本人の睡眠薬使用率は15.3%で10カ国中下から2番目で寝酒の使用率は30.3%と最も高かった。
 このことから日本人は睡眠薬よりも寝酒の方が身体に良いというイメージがあるようです。しかし、日本で多く使用されているベンゾジアゼピン系睡眠薬もアルコールも作用の仕方はほぼ同じで抑制系の神経であるGABA受容体に作用し眠気を起こしますが、このGABA受容体は脳に広く分布し、脳の活動全体を抑え込みます。これは自然の睡眠と違い、睡眠のバランスを崩します。
 とは言っても眠れないのはもっと良くないことです。
 では自然な覚醒と睡眠のリズム(サーカディアンリズム)のメカニズムを簡単に説明すると、朝目覚め、太陽の光を網膜で受けることによりセロトニンという物質が作られ、身体を覚醒させます。この時に「体内時計」がリセットされます。そこから15時間程度覚醒が維持され太陽が沈み、暗くなってくるとセロトニンの作用が衰え始め、セロトニンがメラトニンというホルモンに変わり、メラトニン受容体を刺激して体温や血圧が下がり、神経ではモノアミン(セロトニン、ドパミン、ノルアドレナリン)作動性神経の抑制が起こり睡眠に入っていきます。睡眠中はノンレム睡眠とレム睡眠を一晩に4~5回繰り返します。これが人間の1日の自然なリズムになります。
 このリズムが何らかの理由で崩れると不眠が発生します。睡眠不足が続くと日中の覚醒が維持できず眠気を感じ、集中できずにミスや事故の原因になります。
 睡眠不足で日中眠く集中できない方は睡眠薬をあまり怖がらず、医師の指導のもと正しい使い方をするのがよいでしょう。
 眠る為にアルコールを使うのはやめた方がよいと思います。お酒が好きな方は早い時間に飲むようにしましょう。
 しかし、アルコールに頼るより睡眠薬の方がよいといっても長期間睡眠薬に頼るだけでなく本当の原因を解決するようにし、睡眠薬をやめられるようにしていきましょう。
 生活習慣や食生活も影響している可能性もあるので生活習慣としては早寝早起き(11時ごろ寝て7時ごろ起きる)をして、いつも一定のリズムで、朝はカーテンを開けて太陽の光を浴びる。
 食生活はバランスを考えて、特にたんぱく質をきちんと摂りセロトニンやメラトニンが作れるようにしましょう。
 それでもなかなかうまくいかない時は身体のバランスが崩れているので漢方薬で身体のバランスをとってあげると自然な睡眠がとれるようになります。


昭和堂薬局 | 2011年9月28日

 

日経セミナー21

 日経セミナー21が7月7日に三越劇場で開催され、その内容が8月31日の日経新聞の夕刊で紹介された。
 今回は「脳を活性化する生活習慣~物忘れ防止・やる気アップ~」と題し、植松神経内科クリニック院長、慶応義塾大学神経内科非常勤講師、医学博士植松大輔先生の基調講演と落語家の立川談春氏と植松先生のパネル討論「脳から若さと健康を保ちましょう!」が行われました。
 基調講演では認知症や脳卒中など脳の病気が増えていること。その予防法や植松先生が15年間使用したイチョウ葉エキスのことなどについて講演されていました。
 パネル討論では落語家の立川氏の記憶の仕方やイチョウ葉エキスを飲んだ体験などが話されました。
 日経新聞に載った記事が協賛したアサヒフードアンドヘルスケアから当店に届きましたので、”日経セミナーの記事ください”と言っていただければ差し上げますので興味のある方はご来店ください。


昭和堂薬局 | 2011年9月12日


横浜ポルタ内にある漢方薬局。あなたの健康な体を取り戻すお手伝いを致します。