『昭和堂薬局』

高プロラクチン血症の原因

プロラクチン産生下垂体腺腫(プロラクチノーマ)
 下垂体腫瘍は通常は良性腫瘍です。問題は腫瘍の大きさと、ホルモンを生産するかしないかです。ほとんどの腫瘍はホルモンのバランス障害を起こすため、無月経や月経不順、無排卵などの症状を起こします。自覚症状としては頭痛、吐き気、めまい、腫瘍が大きくなると、視神経を圧迫して視野の狭窄が起こり、更に大きくなると命にかかわるのです。

薬剤性
 分泌されるプロラクチンの量はドーパミンと呼ばれる脳内の伝達物質によって制御されています。しかし、以下のような薬剤がプロラクチンの分泌を亢進させる原因となるのです。
○降圧薬・循環器薬の一つであるドーパミン産生抑制薬
○抗精神病薬・抗うつ病薬・制吐薬・抗潰瘍薬のドーパミン受容体遮断薬
○経口避妊薬(エストロゲン製剤)であるプロラクチン産生・分泌促進薬

 このほか、ストレスの多い生活環境・流産後・人工妊娠中絶後など様々な原因があります。


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