『昭和堂薬局』

原因

更年期(40代半ば~50代後半:閉経前後)に突入すると、卵巣の機能が衰え始め、それによって女性ホルモンの一つであるエストロゲンの分泌量が減り、ホルモンバランスが崩れることが更年期障害の一番大きな原因です。このエストロゲンは女性には不可欠なホルモンで、女性らしさの保持・妊娠・精神安定・骨の健康維持などといったとても重要な役割をしています。さらに、ストレス・食生活の乱れ・運動不足など様々な外的要因が加わって、体調の変化があらわれるのです。

東洋医学で更年期に起きる様々な症状は、『腎』の機能の低下が基礎にあると考えます。東洋医学における『腎』とは、西洋医学の尿の排泄機能だけでなく、生殖・発育機能も持ち合わせています。東洋医学での『腎』は、女性では7歳・14歳・21歳・・・・というように7の倍数ごとに機能が発達し、28歳をピークににその後は衰えていきます。更年期における腎機能の衰えるスピードの違いが、更年期の体調の変化の違いとなって現れてくるのです。  西洋医学的に見たホルモン分泌の減少も、東洋医学的に見た腎機能の衰えから現れるものだと考えることができます。


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