精子機能障害
精嚢炎・前立腺炎・精巣上体炎
造精機能障害
・染色体異常
・視床下部―下垂体障害
腫瘍、手術、放射線治療、外傷、先天性疾患により下垂体からのゴナドトロピン分泌が低下し精巣のテストステロン分泌能、精子形成能障害が障害される。
・精索静脈瘤
・薬剤による造精機能障害
・ムンプス精巣炎
思春期以降の流行性耳下腺炎(おたふく風邪)感染は14%~35%で精巣炎を併発する。
・突発性造精機能障害
原因不明
・精子無力症
抗精子抗体により受精が障害される。精路感染症や突発性による膿精液症も精子運動率低下の原因になる。
・奇形精子症
・その他
停留精子、精巣捻転症、精巣外傷、精巣への放射線照射、発熱により造精機能が障害される。
精路の通過障害
射精障害
男性不妊の検査と基準値
検査項目 妊娠可能最低条件 中医学用語
精液量 2.0ml以上 精液減少症
精子濃度 2000万/ml以上 乏精子症
精子運動率 前進運動50%以上 精子無力症
高速運動 25%以上
正常形態精子 30%以上 奇形精子症
精子生存率 75%以上 精子死滅症
白血球数 100万/ml未満 膿精子症
抗精子抗体 凝集精子50%未満 免疫学的不妊