最近、コロナをきっかけにライフスタイルが変化しています。世の中はほぼコロナ前に戻ってきて、繁華街の人出は以前に戻りつつありますが、仕事はリモートで家から出なかったり、必要のないと出かけないなど体を動かすことが少なくなっている人達も多くいらっしゃいます。それに伴い気血の滞りで体調を崩す方も多く見受けられます。
身に覚えのある方も多いんじゃないでしょうか。
漢方医学に「瘀血」という漢方用語があります。これをわかりやすく表現すると、うっ血や血行障害など血の滞り、血管外に漏れた血などのことです
脂肪や塩分が多く、カロリーの高い食事や職場や家庭でのストレス、運動不足などの生活習慣が瘀血の発生原因になります。外傷や一部の病気が原因になるケースもあります。その瘀血は病理産物であると同時に、瘀血が新たな病気の原因になることもあります。
そのような中で、活血化瘀剤が注目されています。この活血化瘀剤は、血液がドロドロしたような状態をスムースに流れるようにする働きがあります。まさに瘀血を改善する漢方薬です。
肩こりや頭痛、心筋梗塞や脳梗塞、痛みの疾患、子宮筋腫などの女性の疾患など、瘀血と関わりのある疾患は少なくありません、活血化瘀剤を有効活用して、病気の治療や予防に、そして健康で穏やかな生活のために利用してみるといいのではないでしょうか。