このパンフレットの答えって…
女性は7歳の倍数で体が変化すると言われています。
5✖️7🟰35歳くらいから少しずつ、生殖に関わる「腎」の力が衰え始めるのです。
そこで、中医学では、補腎をするのです。
補腎だけでは無いんですが…
ただし、一般的な補腎薬ではなく、動物性の生薬である、鹿茸や紫河車などを使います。
そして、
多くの方が、「大丈夫だった」という答えを手に入れています。
横浜ポルタ店045-453-2215
このパンフレットの答えって…
女性は7歳の倍数で体が変化すると言われています。
5✖️7🟰35歳くらいから少しずつ、生殖に関わる「腎」の力が衰え始めるのです。
そこで、中医学では、補腎をするのです。
補腎だけでは無いんですが…
ただし、一般的な補腎薬ではなく、動物性の生薬である、鹿茸や紫河車などを使います。
そして、
多くの方が、「大丈夫だった」という答えを手に入れています。
近年はよく聞くフレーズになってきた感じがある「出生率が過去最低」
都道府県別でみると、沖縄や九州など、西日本の出生率が高い感じがします。それに比べ、東日本は出生率が低い感じですね。なんでなんでしょう?
関東圏が低いのは、共働きが多いからですかねぇ?
出生率と死亡率の推移が、気になりますね。2010年ごろからは、死亡数の方が多いですから、将来、日本人が居なくなっちゃうかも?
結婚する件数も減っているようで…
日本人が、できにくい事が原因であれば、医療の進歩や東洋医学の考え方を取り入れて、何とかできるといいんですが…(不妊治療も保険適応になっていますし、不妊専門のクリニックはずいぶん混んでいるようだし、妊活漢方相談も、いろいろな漢方薬局でやるようになっているし、当店も…)
妊活環境は一昔前よりは、数段よくなっている気がしますけど…
最後に、不妊漢方は、「補腎薬」が必要です。(これが言いたかった?)
誰もが、「美しくきれいでいたい」特に女性は、いくつになってもそう思っている方が多いのではないでしょうか。その中で、近年は爪にも注目が集まりネイルアートをされる方も増えていると思います。
爪はケラチンというたんぱく質からできています。体表面積全体に占める割合はわずかなものですが、「健康状態を映し出す鏡」とも言われ、体内の状態が反映される場所でもあります。
健康な人の爪は、きれいなピンク色でツヤがあり、滑らかで斑点や凹凸などはありません。軽く押すとうっすらと白くなりますが、離すとピンク色に戻ります。これは、爪の真下にある毛細血管を流れる血液の状態がいいことを示しているのです。
中医学では、「爪は筋の余り、筋の延長」、「爪は血によって養われる」と言います。筋を司り、血を蔵する五臓は「肝」です。爪が白っぽかったり、もろく割れやすくなっていたら、それは「肝血虚(かんけっきょ)」という状態で、肝の働きが低下していることの現れです。
<横線がある>
湿疹などの慢性疾患や体調不良がある。栄養が十分に吸収されなかったために健康な爪が作られず、その部分が縞になっている。
・血虚(けっきょ)・・・血の栄養不足
・気虚(ききょ)・・・エネルギー不足
<縦線が目立つ>
老化や栄養の吸収不足。正常な爪にもうっすらと縦線があるが、老化により爪床を支えきれなくなると、縦線の数が増えたり、溝が深くなる。
・腎虚(じんきょ)・・・腎の機能が低下した状態
・肝血虚(かんけっきょ)・・・肝の血が不足し肝の機能が低下している
<先端が割れやすい>
薄くて脆い爪。ストレス、過労、貧血、飲み過ぎ、乾燥などが原因。
・血虚(けっきょ)・・・血の栄養不足
・陰虚(いんきょ)・・・潤いの不足
<スプーン状にくぼんでいる>
貧血。爪の反り方が逆になり、真中が窪んでいる。
・血虚(けっきょ)・・・血の栄養不足
<爪半月がなくなっている>
爪半月は爪の生え始める部分で甘皮をめくって隠れていれば正常。ない場合は消化機能が低下している、または、たんぱく質不足。
・脾虚(ひきょ)・・・消化器系の機能が低下した状態
・肝血虚(かんけっきょ)・・・肝の血が不足し肝の機能が低下している
<バチ型>
全体につぶれたような形。生まれつきでなく、途中からの場合は呼吸器や心臓にトラブルの可能性がある。
・瘀血(おけつ)・・・血流が滞っている
これは、あくまでも私の私見ですが、縦線があって爪が割れやすい人が多いように感じます。よく切れる爪切りにしただけでも爪の割れは防ぐことができます。しかし、爪の状態は体の中の荒れ割れですから、食生活や生活習慣を見直すと共に、漢方薬を試して見てはいかがでしょうか。
セミナーでは2名の中医薬大学の中医師の先生の講演があったようです。
「女性の生殖は、腎と血を以って本となす」専門的な表現ですが、簡単に要約すると、女性において生殖に関わる臓器は「腎」で、生殖に関わる月経、妊娠、出産、授乳などは血をたくさん必要とするので、血は重要であるということです。
その中で、婦人科疾患では、適宜養生をしないと血の不足(血虚)を起こしやすく、血虚が起きると、気のコントロールが上手くできなくなり、情緒不安定になり肝気鬱血という漢方の病態になると言っています。
生殖障害をもたらす主な疾患はいろいろあり、中医学的には腎虚、肝鬱、痰飲、瘀血などから起こることを示されました。
*その中で、卵巣予備能低下には、中国では亀鹿二仙膏という処方が多くつかわれるそうです。(日本にも似たものはあります)
などの公演がされたそうです。(自分で講演を聞きに行ったわけではないので、詳しい内容は割愛します)
これらの内容を見ていると実際に私たちが店頭で相談の時に考えていることとそれほど遠くないのかなぁと思いました。ただ、中医医薬大学の先生ですから、症例の数は全然違うでしょうし、見立ての正確さも違うのでしょうね。
日本でも、妊活漢方が一般的になってきてだいぶたちました。妊活に対する中医学的解釈も普及してきたと思います。
また、妊活に励んでいる方たちにとっても、妊活に漢方を飲むことは、大分普通になってきたようです。妊活成功の確率を上げるために、漢方薬の力を借りるのはいいのではないでしょうか
日本には四季があり、それぞれの季節に特徴があります。
今は、だんだん気温が高くなり、それと共に湿度も上がってきます。
そう思っていると、めまいと吐き気を訴えてくる方がいらっしゃいます。
こんな時によく使う処方が、「半夏白朮天麻湯」という処方で、胃腸が弱ることにより「肝」を滋養できなくなり肝陰が不足して肝気をコントロールできなくなり、肝気が上昇し、痰湿も上に上がって、胃気もおろすことができなくなるので、吐き気・嘔吐を伴う、めまいや頭痛が現れてきます。
半夏白朮天麻湯は、胃腸を正しく機能するようにしながら、痰湿をとり、嘔吐を止めて、身体に必要な物質を作り各臓腑に配って正常に機能するようにする処方です。
この時期は、胃腸機能を衰えさせないように、暖かいものや香辛料の効いたもので食欲を維持することも大切です。その季節に応じた養生をしましょう。
有名人の不妊治療体験談を、時々ニュースなどで見かけますね。私も妊活相談を受けているので興味があって読んだりします。殆どが体外受精の成功例ですよね。治療などが詳しく載っている事はないんですが…
その人によって、アプローチの仕方は違います。漢方もやはり年齢、体質、その他の状況などで選ぶものは違います。
体験談でも、必ずメンタルケアの話は出てきますね。私は非常に重要だと思うことが、このメンタルのコントロールです。ほとんどの体験談も妊活ストレスに関する対処法も語っています
相談に来られている方には言うんですけど、やることはやって、あとは粛々と待っていると、チャンスか必ずやってきます。それを辛抱強く待つのです。いい時もあまりよくない時もあります。それに一喜一憂するのではなく、休み休みで良いのです。焦る気持ちを抑える、それが難しいんですけど…
これが成功の秘訣なんだと、私は思っています。
イスクラ産業(漢方メーカー)さんから、週1回漢方の情報がメールでやってきます。今回、生脈散(麦味参顆粒)について興味深い記述がありましたのでご紹介します。
以下が紹介された記述です。
中国清代の康煕帝(こうきてい)、雍正帝(ようせいてい)、乾隆帝(けんりゅうてい)(1711年~1799年)までの祖孫三代では、孫の乾隆帝は一生のうちに20人を超える子宝に恵まれ、世に17人の皇子を残しました。
かなり強いパワー(力、元気)を持っていたと言われています。
中国に、歴代の皇帝は600人近くいましたが、70歳を超えて健在だった皇帝は9人のみでした。長寿の養生を研鑽し続けた乾隆帝は89歳まで生きて、中国歴代の皇帝の中で最長寿の皇帝となりました。
そのパワー(エネルギー)の源はどこにあるのでしょうか。
乾隆帝は文武両道で、狩猟、乗馬、作詩、書道、絵画、音楽等々、学問だけでなく様々な技芸にも精通していました。また、よく地方へ巡幸し、精神的な刺激を受け、体も鍛えました。精神的にも体力的にもよく鍛え、整えられていたに違いありません。
実は、超多忙の日々を送る乾隆帝には、漢方養生にこだわりがありました。宮廷侍医のお薦めを聞いて、長期間にわたり、ほぼ毎日「生脈散」を服用していたのです。
生脈散は、中世から近世の救急漢方として知られた処方です。
清の汪昂は著書『医方集解』の中で「人間が死にそうで脈が絶える時、これ(生脈散)を飲んだら、蘇ることができるので、その功績はかなり大きい」と、生脈散を高く評価しました。
確かに、歴代皇帝が重篤な病で命が危うい時には、延命措置として生脈散がよく処方されています。
臨終前の光緖帝(1871年~1908年)を診ている6人の名医の一人、杜錘駿が『徳宗請脈記』に光緖帝の病状、治療経過及び光緖帝の臨終前の病状を下記のように詳しく記しています。
「皇帝が寝台に横になっている。私が手で脈を取ると、驚いたようで、口・目・鼻が突然動いた。これは間違いなく、肝風によるものと思って…。すると、「とても重篤なので、生脈散を処方する」」
輸血・酸素吸入・注射治療などの現代医学の救急措置がない時代は、生脈散は宮廷の救急薬として使われていたことが、ここから伺えます。
800年余りの歴史を持つ生脈散は、現代では、養生にはドリンク剤、救急には注射液といった使い方が、中国では当たり前になっています。
(中医学講師 陶 惠寧(とう けいねい))
ここまでが紹介された文章です。
以前、私も生脈散の点滴は、聴いたことがありました。それは、日本の大学病院で日本に来ていた中医師が行ったものでした。だいぶ昔に聞いた話でどんな病状だったのかは覚えていません。
現代的には、熱中症予防で有名になった処方ですね。大汗をかいて、気と陰を消耗した人や暑い時期に大汗をかいてしまいそうなときに服用します。(ポカリやOSワンなどと飲むとより効果的です。)
また、秋に乾燥して風邪を引きやすい時期に粘膜を潤し、気を補って風邪と戦う力を補うために服用したり、単に疲れなどにも使います。
これから、暑い時期が増えるため、この処方が活躍しそうですね。
この処方は、多くに方にお試しいただける、あまり飲む人を選ばない処方ですから、お気軽にお試しいただけるといいと思います。
少し前になってしまいましたが、今月の8日に、日本薬局製剤研究会の神奈川支部で「アトピー性皮膚炎の漢方対応」について、オンラインでしたがお話しさせて頂きました。
実際、皮膚科領域でも少しずつですが、色々な新しい薬が出て来ています。アトピー性皮膚炎の病態は非常に複雑で、人によって違いが合ったりします。
アトピー性皮膚炎の方々の共通したところは、1つは皮膚のバリア機能が弱い、もう一つは、一般的なアレルギーは獲得免疫系で起こりますが、アトピー性皮膚炎の場合は、自然リンパ球による自然免疫が、炎症の中心だったりします。かゆみも、他のアレルギーのようにヒスタミンという物質で起こるのではないので、普通の痒み止めでは効果はありません。
漢方対応は、脾(簡単に言うと胃腸)が弱く、食べ物から、「気」や「血」を作る力が弱く、皮膚に栄養を届けたり、老廃物を排泄したり、皮膚の防御力を強化したりすることが出来ないために、外からの刺激である外邪の影響を受けてしまうのです。
漢方的治法としては、補血(補陰)、清熱解毒、疏肝、祛風、扶陽などをしていきます。(皮膚の状態や年齢、性別などでも薬が違ったりします)
成人型のアトピーは、若い方ほど綺麗に治ります。40歳を超えると皮膚の老化も伴って中々良くなりません。(本人はよくなっていると言う人は多いですが…)
また、重症の方は必ず、皮膚科を受診してほしいです。何年も漢方相談を通じてアトピーの人達を見てきましたが、軽症から中等症は、養生も一緒にやっていたがければ何とかなると思っています。でも簡単には行かないですよ。(漢方卒業しても養生とスキンケアは一生続ける必要があると思います。)
当店の顧客が、2人続けて「◯◯湯」を飲んでいますとドクターに申告したために、その人が意図しないT社の同じ漢方薬が処方された。ところが、処方された漢方を服用したが効果が感じられず、以前から服用していた当店が採用している漢方薬を購入して行きました。
こんな話は時々あるんですが、続けてだったのでご報告させていただきます。
2人とも以前から飲んでいた処方なので効果の違いに気がついたんでしょうが、初めて服用した人だったら、「漢方は効かない」って事になりますよね。
また、当然お医者さんが出した漢方薬ですから医療用の100%のエキスです。当店が出していたのは、メーカーの違う100%のエキスの物と60%のエキスの物です。ですから、濃度が濃いから薄いからと言う事で効き目が違う訳では無いんです。
実際、当店でも良かれと思って採用した漢方薬が全然効かなかったと言う事もあるんですよ。そのような時は当然メーカーを変えて効く物に変更します。
同業者のご子息が大学で成分比較をしたという話を聞きましたが、だいぶ違う様です。この結果になってしまうのは、使用する生薬に質の違いと製造の仕方じゃないんですかねぇ。
有名漢方メーカーだからいい訳でもなく、処方によっては、この生薬が入った処方はここのメーカーの物ががいいという場合もあります。
当店ではその辺を吟味して選んでいるつもりでいます。
折角、漢方を試して見るんだったら効きそうな漢方薬にしないとその処方が合っているのか分からないですよ。
前回の続きです。
さまざまな原因で引き起こされる「瘀血」を解消して、本来の血液の流れに戻す働きが「活血」です。活血は日々の生活習慣改善が重要ですが、漢方薬の「活血剤」の力を借りることも一つの方法です。ただし、漢方だけに頼るのでなく生活習慣も改善する必要がありますが…
その中でも、近年注目されているのが「丹参」です。日本ではまだあまり知られていませんが、「丹参」には優れた活血の働きがあり、中国では古くから使われてきた生薬です。また「川芎」「芍薬」「紅花」なども活血の働きがあります。
瘀血はストレスなどによる気の滞りが原因になることもあります。気の滞りには「木香」「香附子」などがよく用いられます。