『昭和堂薬局』

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Treg(制御性T細胞)で日本人がノーベル生理学・医学賞を受賞

 免疫の病気の中で自己免疫疾患は多くの種類があります。

 

 約80種あります。そして、世界の人口の10%が自己免疫疾患に罹っているそうです。

 

 ここで、自分の細胞を攻撃する免疫細胞の仕組みについては話しません。
(興味のある方は、ネットで検索すると出てきますから調べてみてください。)

 

 ものすごく簡単に言うと、身体を守る仕組みがうまくいかなくなって自分の細胞を攻撃してしまう病気です。

 

 それを防ぐための免疫細胞が、今回ノーベル賞を受賞した坂口先生が発見したTreg(制御性T細胞)です。

 

 このTregが体の中に適度に発現していれば自己免疫疾患にはならないんです。

 

 Tregを誘導するために、我々ができることは腸内環境を整えてみることですよね。(単純ではありませんが…)それと炎症のコントロール。

 

 それと、病気になって時間がたっていると難しくなりましよね。元に戻れない状態になっている可能性もあります。(例えば、リウマチの関節の変形)

 

 簡単には克服できませんが、コツコツやって克服するヒトもいますからね。

 

 余談ですが、Tregは癌細胞が自分たちを守るために使われたりもするんですよ。


昭和堂薬局 | 2025年12月19日

 

ニュートンという科学雑誌11月号を読んでいたら

 ニュートンという科学雑誌を読んでいたら、小腸と大腸について書かれているところに、宿便について書かれていた。

 

 宿便って懐かしい感じ。

 

 「大腸の中に何年もこびりついた宿便をきれいにするために、大腸洗浄が必要だという俗説がありました。」とか帰れていました。こう言ったことは現在ではない昔の俗説だと言っているんですが、そういえばこんなこと言ってる時代もあったなぁと思いました。

 

 今は、宿便という言葉もあまり使われていない印象ですが、宿便は滞留便の事です。

 

 ごくまれに、お客様が「宿便」という言葉を使うときがありますが…

 

 大腸は人間にとって非常に重要な臓器です。

 

 ここにたくさんの腸内細菌が生きていて、我々人間の生命活動を手助けしてくれるので健康に生活していけるのです。

 

 その腸内細菌がいるのが、腸管内側にあるムチン層で、自分の常在菌はその中にいます。

 

 宿便(滞留便)を溜めないためには、しかり腸内細菌を育て、便の材料にもなるし腸内細菌の餌にもなる食物繊維をバランスよく摂るといいんですよ。

 

 今では、腸内環境を正すことで、便通だけでなく、免疫や糖代謝、脳のコントロールなどいろいろなことに関係していることがわかってきているのです。


昭和堂薬局 | 2025年12月9日

 

飲み食いの多いこの季節

 忘年会、クリスマス、お正月と食べたり飲んだりする事が多いこの季節


 太りやすい人は、例外なく太るでしょうし、痩せてる人は、食べ過ぎで胃腸の調子が…


 毎年同じことの繰り返し


 今年はそんな習慣にストップ


 どちらも腸活です。


 太った人、痩せた人では少し方法が違いますが基本は腸活です。


 今年は、太る前、胃腸の調子が崩れる前に腸活しましょう!


昭和堂薬局 | 2025年12月7日

 

自閉症リスク ~備えあれば患(憂)いなし~

 この投稿は、2018年12月に書いたものです。

 

 7年くらい前に既に、このくらいわかっていたんですね。基礎医学の本に書いてあったのを読んで書いたようですね。

 

 初婚年齢の上昇に伴い、結婚する際の平均年齢も上昇しているため、不妊症や高齢出産が年々増加傾向にある中で子供の発達障害が健康ニュースなどで取り上げられることが多くなり、不安に感じている方も多くいらっしゃると思います。そんな中、基礎医学の世界において「神経免疫学」の分野が盛んに研究され、自閉症についても少しずつ解明が進んできています。

 

 自閉スペクトラム症(ASD)は、先天性の小児発達障害です。その患児数は年々増加して、今や1%を超える率となっています。現在の治療法は、対症療法が中心で根本的な治療法はまだありません。

 

 病因について、遺伝子要因と母体環境要因が考えられています。遺伝子要因に関しては、ゲノム解析により変異や重複、欠損などが複数の遺伝子で見いだされてはいるものの、その全容を説明できるに至っていないのが現状です。しかし、神経回路に関する遺伝子に異常が多くみられることから、神経回路の機能不全の高次機能障害であると考えられています。

 

 母体環境要因としては、妊娠期のウイルス感染やある種の薬物による免疫機能亢進が挙げられます。これまでの臨床的知見から、ASDはアトピーや気管支喘息、過敏性腸症候群などアレルギー疾患を併発していることが多いことがわかっています。このことから病因には脳神経回路の異常と共に免疫系の異常も関わっていると考えられます。

 

 詳細は割愛しますが、簡単に説明すると、妊娠中のウイルス感染などで母体の免疫活性が亢進し、免疫細胞であるTh17細胞が活性化し、IL-17aという炎症性サイトカインの発現が亢進して、このサイトカインが胎盤を通過し、胎児の体内まで運ばれ発達過程の脳に影響を及ぼすことがわかってきました。

 

 ASDの病因・病態が明らかに成ってきたことで、予防や治療法の開発が始まっています。しかし、薬ができるのはまだまだ先のことになるでしょう。

 

 私たちが普段からできることは、腸内細菌叢依存的に起こる免疫の過剰亢進を起こさないように、妊娠前から腸内細菌叢を良性菌優位な健康な状態に保つこと、感染を予防し炎症反応を起こさないようにすることです。専門家もASDの予防・治療効果の観点から、プレ・プロバイオティクスが期待できると述べています。

 

 正に備えあれば患いなしです。


昭和堂薬局 | 2025年7月8日

 

宿便はもう死語のはず

 昔、{宿便」と言って腸壁に便がこびりついているみたいなことを言っていましたが、今ではそのような物はないことがわかっています。

 

 内視鏡で見ればすぐにわかりますよね。

 

 しかし、最近、SNSで「宿便」を目にするようになりました。

 

 死語じゃなかったんですか?

 

 腸、特に大腸は脹の内皮細胞(腸壁)はむき出しにはなっておらず、ムチン層に囲われています。食べ物などが腸壁に接することはないんです。

 

 ネットで調べると丁寧に内視鏡の画像で解説しているところもあります。

 

 滞留便はあるらしいですが、便が溜まった状態で、ほっておくと腸閉塞などを起こしてしまう可能性がある状態で危険な状態です。いわゆる「宿便」とは違います。

 

 腸の不調は漢方薬でもいいんですが、腸活をしてみることをお勧めします。

 

 現代人は、腸内細菌叢の多様性も少なく、食物繊維をあまりとらない傾向になります。

 

 腸の環境を整えて、腸内細菌が食物繊維からつくる短鎖脂肪酸をしっかり作ることにより、肥満防止や免疫力アップなどにつながります。

 

 宿便かもっと思う方は、腸活にチャレンジしてみては?
(宿便はありませんけど…)


昭和堂薬局 | 2025年6月5日

 

良い体脂肪と悪い体脂肪

 太るって健康に悪いイメージですよね。

 

 太った人たちの中で、BMI(ボディマスインディックス)が高いにもかかわらず血液検査などで問題がない人もいます。その人達は若いころからBMIが高く、値の変動が少ない人なんではないかと考えます。(皮下脂肪が多い人では)

 

 中年以降で太ってくる人は、白色脂肪細胞(皮下や腹部の臓器の周囲など)に脂肪を蓄えるタイプです。

 

 白色脂肪組織は、内分泌臓器です。健康な脂肪組織は身体を守るアディポネクチンを分泌していますが、肥満の脂肪組織では炎症性物質を分泌することに加えて、溜めきれない脂肪を他の肝臓や心臓、膵臓などに蓄積することが問題で、それが生活習慣病(糖尿病などの代謝疾患、心血管系疾患)に繋がっていきます。

 

 不健康ではない肥満の人は、褐色脂肪細胞に脂肪を蓄えているため、白色脂肪細胞は健康的な為に、生活習慣病になるリスクが少ないんです。(そして痩せにくい)

 

 これに対して、不健康な肥満の方は、食事の内容で体重が変動しやすいです。

 

 いい意味で減らしやすいんです。

 

 チャレンジしてみてはいかがですか?


昭和堂薬局 | 2025年5月18日

 

店主の独り言 ~発達障害について~

 自閉症・情緒障害特別支援学級に在籍する児童数は、平成19年以降、毎年約6千人ずつ増えているそうです。

 

 いつごろから、ADHDやLDなどが言われるようになったんだろう?自閉症はあったと思います。(調べてみたら、1987年に発達障害という言葉がアメリカから入ってきたようです。)

 

 意外に古いんですね。私が大学卒業して数年後、病院勤務してましたから知っててもよさそうですが、あまり言われていなかったんですかね。(21世紀に入ってからかと思っていました)

 

 世間で言われるようになったのは、ここ20年とかですかね。それ以前は、症状が強く出ている人以外は、個性だったんだと思います。

 

 原因も遺伝的要素が強いと言ってみたり、環境要因が強いと言ってみたり様々。

 

 何が原因でも、診断されていても、まだ診断されていなくても、その人の状態がよく、本人の生活に支障がなければ、わざわざ病名を付けなくてもいいのかなぁと思ったりします。

 

 自閉スペクトラム症では、消化器症状があるケースが多く、腸内細菌叢などが研究されています。

 

 どうすれば治るか結論は出ていませんが、腸活でいい状態に出来ればいいんですけど…

 

 ASDの人は、こだわりが強いので、漢方薬などを飲んでもらうのが大変なんですが、飲むことで生活の質が変わるとすれば、飲んでみたらいいんだと思います。

 

 腸活してみたら如何ですか。


昭和堂薬局 | 2025年5月7日

 

「腸活」って、重要なんですよ!

 太る仕組みは、腸内環境にありました。

 

 以前から、このブログでお話ししてきた通り、太る人はその人の腸内細菌叢が食べ物の吸収を助け、痩せていたり、普通体重の人たちよりも糞便中に出てくるカロリーが少ない事がわかっています。

 

 では、太ってしまうと何がいけないんでしょうか?(見た目だけの問題ではないんですよ)

 

 まだ若いうちは、太っても皮下脂肪になったりするので問題なかったりするんですが、だんだん年齢を重ねて、40歳を超えたあたりから、お腹周りに脂肪がつくようになります。

 

 これが所謂、内臓脂肪です。

 

 内臓脂肪とは、白色脂肪細胞に脂肪を貯めることです。

 

 その白色脂肪細胞は、健康を保とうとするホルモン「アデポネクチン」を分泌しているのです。

 

 しかし、白色脂肪細胞に脂肪をたくさん蓄えてしまうと、アデポネクチンの分泌が減り、炎症性物質のTNF-αなどを分泌する様になってしまいます。これが長く続くと生活習慣病に繋がっていくのです。

 

 腸内細菌のことは、分析技術が進歩して以来、どんな菌がその人の腸にいるのか調べることができる様になり、飛躍的に解明されつつあります。

 

 そして、腸内環境とどんな疾患が関係があるのかもわかってきて、便秘や下痢ばかりか、メンタルや不妊など、以前はあまり関係ないと思われていた疾患

 

 まで、腸内環境が影響していることがわかってきているのです。

 

 腸内環境を見直すことで、疾患の根本原因を改善できたらいいですよね。


昭和堂薬局 | 2025年3月2日

 

やっぱり、暖かいと調子いい

 2月に入り、少しづつ暖かい日が出て来ました。

 

 今日(18日)からまた寒くなってきましたが、先週から昨日までは暖かく春の陽気でした。すると、むくみがとんどん減っていって、体重で1.5kg減ったのでだいぶ楽になりました。(1.5kgもむくみがあったとは思っていなかったのでびっくりです。)

 

 これからもう少し良くなってきたら、減ってしまった筋肉を増やしたいですねぇ。今回来る寒波でまた悪くならなければ、来週の診察から癌の治療再開です。(大きくなったなければいいんですが…)

 

 インライタの内服からスタートかと思います。

 

 泌尿器科のドクターも、循環器内科のドクターも、今回の心不全が起こったのは薬の副作用だとは考えていないようです。ただ、確信があるわけではないので、慎重に治療は再開する様ですが…(少し量を減らす様です。)

 

 私としては、全く不安がないわけでは無いのですが、癌の対する対処が漢方薬だけということも不安なので、治療が始まることは嬉しいんです。

 

 今の所、大分元気に働けていますので、皆様のご相談もスムーズに行くと思いますので、店頭にてお待ちいておりますので、ご来店いただけると嬉しいです。

 

 来月から、腸活系のグループに入れてもらって、腸を健康にすることによってウエイトコントロールや生活習慣病、メンタル疾患、免疫疾患など対応していくノウハウを学びたいと思っています。

 

 このコラムにも腸内環境のことは、だいぶ昔から書いていたので、知識として知らないわけではありませんし、今までも腸活をしてこなかった訳ではないのですが、このグループの中心になっている人が、20年ぐらい前に当店で修行をしていた人で、私より年齢的にも1周り半下の年齢なので、若い方達に刺激を受けつつ頑張ってみようかと思っています。

 

 もし、腸活に興味がありましたら、ご来店お待ちしております。


昭和堂薬局 | 2025年2月18日

 

今、注目されている慢性子宮内膜炎

 今、不育症や着床障害の原因として慢性子宮内膜炎や子宮内フローラが注目されています。
 しかし、まだ慢性子宮内膜炎や子宮内フローラ検査の診断基準は定まっていないのが現状です。盛んに研究されていることは事実ですが、子宮内フローラが正常な症例と異常な症例で妊娠率に有意差があったとする研究も今のところ少ないようです。

 

 着床するために子宮内の免疫細胞が関係していることは事実です。そのことから考えると、子宮内フローラが着床のために何かをしていることも事実なのではないかと思います。

 

 そのことから考えると、ご夫婦で腸内環境を整える食生活や生活習慣、或いはプロバイオティクスやプレバイオティクスを飲んでみるのもいいのではないかと考えます。

 

 実際に、ご夫婦の健康面から見てみると、腸内細菌叢がいい状態が、将来の病気の予防にもなるのですから、やって損はないはずです。

 

 また、生まれてくる子供の腸内環境も意識していただきたいです。子供の腸内細菌叢は、胎児期から生後2歳くらいまでに確立します。また、お母さんからの影響が大きく、出産方法(自然分娩か帝王切開)や母乳か人工乳かなどいろいろな影響を受けます。その腸内細菌叢がいい状態だと健康な子ともに成長していくでしょう。

 

 子供の腸内細菌叢が、あまり良くないとアレルギー疾患や免疫系、炎症性腸疾患などのリスクが高まります。

 

 あまり、脅かしたくはないのですが、腸内細菌叢が脳の発達に重要なことが言われています。腸内細菌叢の異常と自閉症スペクトラムの関係が研究されています。

 

 自分達の未来のために、少し腸内環境のことも気にかけていただきたいと思います。


昭和堂薬局 | 2023年10月2日


横浜ポルタ内にある漢方薬局。あなたの健康な体を取り戻すお手伝いを致します。