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「くる病、乳幼児に増える」

 栄養が不足していた時代の病気と思われていた”くる病”が増えているという記事が毎日新聞に掲載されました。この病気はビタミンDが不足することで血中カルシウム濃度が下がり、骨の変形や成長障害などを引き起こす病気です。1990年代にはほとんど見られなくなった疾患ですが、2000年ごろから増え始めているそうです。
 毎日新聞には、ビタミンDが欠乏している乳幼児の増加の要因は、母乳栄養の推進・日光浴不足・偏った食事と述べています。母乳は乳児にとっては重要なもので、母親からの免疫を得られるなど利点が多くあります。しかし、これ以外の日光浴不足や偏った食事は注意が必要です。美白ブームや過剰に紫外線を悪者にしている報道などがあるのかもしれませんが、この記事は乳幼児のくる病についての記事なのですが、母親の身体でもカルシウム濃度が不足している可能性もあります。将来、閉経後骨粗鬆症になりやすくなるなど弊害も起こりやすくなります。偏った食事はもちろん問題ですが、日焼けしない程度に日光に当たることは必要なのでは…と思います。美容や健康のためにやっていることで、こんな落とし穴があるとは…
 食事も健康的にと思うあまり偏った食事になっている場合もあります。一般的には健康的な食事は野菜を連想する方が多いと思いますが、他の栄養素も必要なのです。
 日頃の生活習慣や食生活はバランスが大切です。やり過ぎには注意をしてください。


昭和堂薬局 | 2014年5月3日


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