『昭和堂薬局』

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分子標的薬とは

 もっと前に話しておかないといけなかったのですが…

 

 分子標的薬とは、がん細胞が細胞膜の表面にある受容体に増殖因子が結合することにより、細胞増殖の信号がオンになり増殖しますが、増殖因子の結合を妨げて、増殖を防ぐ薬です。

 

 分子標的薬には、大きく分けて二つのタイプがあります。

 

 一つは、増殖を促すシグナル伝達を阻害するもの。

 

 もう一つは、がん細胞に栄養を運ぶための血管を作るシグナル伝達を阻害するもの。

 

 今私が服用しているものは、後者(新生血管抑制)のタイプです。

 

 抗がん剤とは違い、正常細胞に影響することは少ないですが、副作用は有りますね。


昭和堂薬局 | 2025年6月28日

 

癌の治療薬はやっぱり副作用でますね

 以前にも書きましたが、4月の末から分子標的薬のカボメティクスが処方されています。

 

 2週間くらい服用すると手足症候群と下痢が出始めました。

 

 これら副作用に対処するために、冠心逐瘀丹、参苓白朮散、ヘパリン類似物質のクリームなどで凌いでいましたが、手足症候群は痛くてペンが握れなかったり、足は痛くて普通に歩けなくなりました。

 

 手足症候群はサリチル酸ワセリンがすごく良くて、痛みがかなり楽になりました。

 

 下痢に関しては、良くなったり悪くなったりですね。季節的にも胃腸に負担がかかる時期ですし、私自身が胃腸が強くない人なんでしょうがないのかなぁと思っています。

 

 副作用が出始めてから漢方などでやや軽くはなったけど、治りきれずだったので、カボメティクスの量を減らしてみました。

 

 だいぶ楽になったタイミングで、カボメティクスの量を元に戻したら、手足症候群も下痢もやや悪化してきました。でも、初めよりは大分マシだったのでそのまま続けたんですが、今度はちょっとぶつけただけで、内出血したので、又減量しました。

 

 それでも内出血が起こるので、田七製剤を追加したら、内出血した所の赤紫色が薄くなったので、そのまま続けています。今のところ、新しく内出血は起こっていません。


 癌が見つかり、治療が始まって1年2ヶ月です。

 

 初めの半年は物凄く順調でした。(治療開始から2か月くらいで腫瘍が半分の大きさになりました)、その後、手術を検討しようという事で、一旦、薬を止めて画像診断(造影剤を使ったCT)をとって検討しましたが、まだ早いという結論に至り、薬を再開したタイミングで、心不全が出てきて、今度は心不全が落ち着いたタイミングで、分子標的薬を変えたら副作用が出て現在に至るです。

 

 5月の末に、造影剤を入れて心臓のCTを撮りました。冠状動脈は非常にきれいで、心筋梗塞や狭心症の心配は無さそうでした。(漢方の活血薬を飲んでいたからよかったのかなぁ)

 

 次回は、前回造影剤を使ったので、造影剤を頻繁に使うと腎機能に影響するので使えないのでのですが、腎臓のCTを取る予定です。

 

 もし大きくなっていなかったら、フコキサンチンのお陰かなぁ⁉️

*飲んでる物はそれだけじゃありませんが…


昭和堂薬局 | 2025年6月28日


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