昔、{宿便」と言って腸壁に便がこびりついているみたいなことを言っていましたが、今ではそのような物はないことがわかっています。
内視鏡で見ればすぐにわかりますよね。
しかし、最近、SNSで「宿便」を目にするようになりました。
死語じゃなかったんですか?
腸、特に大腸は脹の内皮細胞(腸壁)はむき出しにはなっておらず、ムチン層に囲われています。食べ物などが腸壁に接することはないんです。
ネットで調べると丁寧に内視鏡の画像で解説しているところもあります。
滞留便はあるらしいですが、便が溜まった状態で、ほっておくと腸閉塞などを起こしてしまう可能性がある状態で危険な状態です。いわゆる「宿便」とは違います。
腸の不調は漢方薬でもいいんですが、腸活をしてみることをお勧めします。
現代人は、腸内細菌叢の多様性も少なく、食物繊維をあまりとらない傾向になります。
腸の環境を整えて、腸内細菌が食物繊維からつくる短鎖脂肪酸をしっかり作ることにより、肥満防止や免疫力アップなどにつながります。
宿便かもっと思う方は、腸活にチャレンジしてみては?
(宿便はありませんけど…)