『昭和堂薬局』

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更年期障害の相談多いですね。~お医者さんに行ってもよくならないのはなぜ?~

 更年期障害の相談って多い相談だと思います。

 

 私は男なので更年期障害は身をもって経験していませんが、奥さんを見ていて辛そうだなぁっと思ってみていましたし、相談の方の話を聞いていても辛そうです。(最近は男性更年期障害もありますが)

 

 この更年期は女性であればだれもが経験することですが、その中でも生活に支障が出るようになっていると更年期障害と言います。更年期障害の程度を測ることはできませんが、その程度は個人差がものすごくあります。

 

 「更年期 漢方」でネット検索してみると上位にはメーカーやクリニックが多く出てきますが、ざっと見た感じ五臓の「肝」の薬が多い気がします。

 

 閉経前であれば、「肝」系の漢方薬でいいんでしょうが、閉経後は「肝」の漢方薬ではあまり良くならないことが多いと思います。(クリニックで漢方出してもらって飲んでたんですがよくならなくてっといって相談に来る人多いです。)

 

 東洋医学(中医学)の理論で考えると、「腎」の力が衰えることにより月経が来なくなります。これが閉経です。

 

 更年期という時期は閉経の前後5年(厳密には違うんですが)です。前半は生理がまだあるでしょうから、その月経・排卵を中心にした周期がスムーズにいかなくなって起こりますので、月経や排卵を起こすときに働く「肝」が何らかの原因でうまく働いてないので、これをうまく働かすことをすればいいわけです。

 

 しかし、閉経後で起こっている不都合な症状は、閉経を迎え卵巣が働かなくなったことで起こっていることです。生殖をになってきた「腎」が衰えて、もう子供が作れない状態(閉経)になることで起こっているので、根本を治していくためには「腎」の薬が中心になります。

 

 その方によって症状や程度はまちまちですから、これ飲めば大丈夫ってものはありません。いくつかの漢方薬を組み合わせることになるでしょう。

 

 外から見ただけではその辛さはわかりませんから、一人で悩んでるケースは多いです。一度相談にお見えになって頂けると気持ち的にも楽になりますよ。


昭和堂薬局 | 2025年7月27日


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