免疫の病気の中で自己免疫疾患は多くの種類があります。
約80種あります。そして、世界の人口の10%が自己免疫疾患に罹っているそうです。
ここで、自分の細胞を攻撃する免疫細胞の仕組みについては話しません。
(興味のある方は、ネットで検索すると出てきますから調べてみてください。)
ものすごく簡単に言うと、身体を守る仕組みがうまくいかなくなって自分の細胞を攻撃してしまう病気です。
それを防ぐための免疫細胞が、今回ノーベル賞を受賞した坂口先生が発見したTreg(制御性T細胞)です。
このTregが体の中に適度に発現していれば自己免疫疾患にはならないんです。
Tregを誘導するために、我々ができることは腸内環境を整えてみることですよね。(単純ではありませんが…)それと炎症のコントロール。
それと、病気になって時間がたっていると難しくなりましよね。元に戻れない状態になっている可能性もあります。(例えば、リウマチの関節の変形)
簡単には克服できませんが、コツコツやって克服するヒトもいますからね。
余談ですが、Tregは癌細胞が自分たちを守るために使われたりもするんですよ。